羽衣線では1987年にクモニ143形荷物電車を改造したクモハ123-5・6が投入されたが、これと同時にラッシュ用に日根野電車区のクハ103-194が投入され、1995年に阪神淡路大震災後の応援車両となるまでの間専属車両として使われた。

1989年からワンマン運転が開始され、クハ103-194とクモハ123形2両及び予備車として本形式にワンマン改造が施された。また、クハ103-194には1991年にWAU102形による冷房化と延命N工事が施行された。

震災後、クハ103-194はJR神戸線の応援車両に転用され、代替えとして大阪環状線のサハ103-758にオレンジ色のままワンマン改造が施され、クモハ123形2両で挟まれた3両編成で使用された。

応援運用を終えたクハ103-194は事故廃車となったクハ103-839の補充として福知山線に転出し、同時に塗装もカナリア色に変更されたが、前面方向幕が手動である等異端的に存在だったことから3500番台への運転台の供出から1997年に廃車された。

クモハ123形2両はクモハ84形置き換えのため岡山に転属し、新たにワンマン改造を施したクモハ103-23+モハ102-105+クハ103-26が投入された。

2007年には2編成6両にワンマン改造が施工された一方1989年と1995年にワンマン化された車両は廃車になった。1編成は一般のサハ103形を挟んだ4両編成として阪和線で運用されている。

次へ

戻る

TOP